組織案内

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理事長挨拶

土地改良は、食料の安定供給の基盤となります農地の耕作条件の整備はもとより、水源涵養、国土保全、自然環境や景観の保全など多面的で公益的な機能と深く関わっております。こうした中、近年の農業・農村を取り巻く状況は、本格的な人口減少社会到来により過疎化、高齢化、担い手不足などにより農地の荒廃、農業用水路等の管理や営農継続への影響を危惧する状況となっております。加えて大規模地震や気候変動により季節を問わず自然災害が多発しており、農村地域においても防災・減災対策の推進が喫緊の課題となっておりますこのように土地改良は、国土強靭化や農業の競争力強化、地方創生といった国全体の政策課題や生活環境の改善に取り組む上で重要な役割を担っており、農地や農業用施設生活環境施設が将来にわたり安定的に機能を維持・発揮し、地域環境が適切に保全されるよう、農業生産基盤や環境基盤を着実に整備することが重要であります。

これからも土地改良区の使命は「農業は日本の命綱」であることを念頭に「我が国の農業を守り、農家を育てる」事業展開が必要であり、福山市土地改良区におきましては、農業地域や都市農業など多様な地域の実態と地域ブランド農産物の生産振興を図るためにも組合員のみなさまの要望をお聞きしながら事業推進を図るとともに、国の施策への提案活動も展開してまいりたいと考えております。

今後とも、土地改良区の事業運営に一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

福山市土地改良区 理事長 枝広直幹

福山市土地改良区

理事長 枝広直幹

組織図

組織図

組織概要

本土地改良区は広島県東南端の福山市内に位置し、瀬戸内海にそそぐ一級河川芦田川河口の沖積平野に展開しており、福山市域のおよそ50%の区域面積を有する県内随一規模の土地改良区組織です。

福山市は山陽新幹線や山陽自動車道、国道2号など主要な交通網を有し、周辺町との合併も含めて発展を遂げてきました。気候は温暖な典型的な瀬戸内式気候を示し、農業活動に対する好条件に恵まれています。

土地利用は、地区の中央部は都市化の進んだ市街地を形成し、その周辺部に稲作を中心とする農用地が分布しています。なお、市街地内にも農地が点在し、都市近郊型農業を営む地区も多く、消費市場との近接性を生かした生鮮野菜や果樹等の地域特産品生産も盛んであることが特長です。

組織沿革

福山市土地改良区立は、昭和27年(1952年)3月に設立された福山市久松土地改良区を母体とし、昭和49年(1974年)5月に福山市内21の土地改良区の合併により「福山市土地改良区」と名称を変更しました。

その後、経営基盤の強化や事業の効率化を図るため昭和52年(1977年)6月に福山市内9土地改良区、さらに平成15年(2003年)6月には、井溝・芦田・坪生・駅家の各土地改良区を合併し、新たな規模と組織体制での新生土地改良区として生まれ変わりました。これにより広島県随一にとどまらず、全国的にも有数の規模を誇る土地改良区となりました。

現在、福山市域の新市町、内海町、沼隈町、神辺町を除く市全域の50%を区域とし、令和5年3月31日現在の関係面積(農地)は2,281.5ha、組合員数11,536人を擁します。現在の組織は役員、総代、組合員を中心として構成され、福山市草戸町に事務所を置いて業務執行しています。

本改良区では、特に営農に不可欠な農業用水の円滑な供給するため諸施設の維持管理などに日々努め、また、生産基盤の整備・改良などを通した地域農業の振興を推進しています。一方では近年の時代背景を勘案して都市との調和ある良好な地域環境づくりにも十分に配慮して、各種土地改良事業を計画、実施しています。

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